みなさん こんにちは 健康と幸福を促進する作業療法士blueskycarpです😊
作業療法士は対象者の健康や幸福につながる活動を動機づけ、実践と習得、そして習慣化を支援します。
健康や幸福につながる活動を動機づけるためには、その伝え方が重要になります。
対象者を動機づける伝え方として有効なのがアイメッセージです。
アイメッセージはアドラー心理学に基づく勇気づけのコニュニケーションで、対象者の貢献感に働きかける伝え方になります。
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今回はアイメッセージをより効果的に提供するための2つの視点について解説、共有します。
アイメッセージの2つの視点、それはメッセージの方向性が自分軸なのか相手軸なのかというものです。
自分軸とはメッセージを発している本人(支援者)にとってのメリットを伝えるものです。
例えば「〜してくださると嬉しいです」「〜してくださると助かります」 「〜してくださると喜びます」
メッセージを発している本人(支援者)にとって対象者の行動が貢献につながる伝え方です。
これは一般的なアイメッセージです。
一方で相手軸とは、メッセージを受け取る対象者にとってのメリットを伝えるものです。
例えば「回復していただきたいので〜していただきたいのです」 「〜になっていただきたくないので〜していただきたいのです」
こちらの願い、促進したい活動や行動をすることが対象者のメリットになることを強調する伝え方になります。
相手軸は対象者自身の価値観(大事にしたいこと)と他者への貢献感の両方を刺激する伝え方となります。
アイメッセージは一般論や常識、ルールといった論理に基づいて動機づけるのではなく、あくまでメッセージを発する側の思い、願いといった感情に基づき、対象者の貢献感を刺激する伝え方です。
作業療法士は2つのアイメッセージを知って対象者によって使い分けることで、より効果的に健康と幸福につながる活動を動機づけ、習慣化の支援につながることが可能になると考えています😄