みなさん こんにちは 健康と幸福を促進する作業療法士blueskycarp です😊
作業療法士は怪我や病気で難しくなった生活に必要な動作、活動の再獲得を支援します.
生活に必要な動作、活動の再獲得のためにはより効率的な動きを身につけて習慣化を支援する必要があります.
一方で非効率な動きは努力を要し、実施すること自体に強い意志が必要となります.
強い意志がいるつまり頑張る必要があるわけですが、日常生活において頑張ってする必要のある動作、活動は習慣にしくい傾向があります.
これはできるけど、しない結果になる可能性が高くなるということです.
作業療法士は生活に必要な動作、活動の再獲得、習慣化のために効率的な動きとは?、そして非効率な動きとは?を知って、見分ける必要があります.
今回はその見分ける視点、見分け方について解説、共有します💁♂️
見分ける視点は2つです.
「重心位置」と「姿勢の対称性」です.
効率的な動きは重心が高く保たれますが、非効率な動きは重心が低くなる傾向があります.
つまり身体を屈曲で使う、身体を硬めた使い方になり四肢の自由度が制限された動きになります.
一方で効率的な動きは伸展要素が多くなり、重力に抗して四肢の自由度が拡大します.
重心位置を高く維持できるための姿勢の抗重力活動に基づいた四肢の使用が効率的な動作を成立させます.
次に効率的な動きは姿勢が対称的ですが、非効率な動きは姿勢の非対称性が目立ちます.
非効率な動きは動きの中に過度な体幹の側屈や回旋が認められます.
四肢の動きは前額面であれば外転、内転の動きが認めらます.
一方で効率的な動きは重心が正面を向き、四肢は直線的に使用される傾向があります.
非効率な動きの現象が生じる背景には難易度の高さがあります.
対象者にとってその動作、活動の難易度が高いと重心は低くなり、非対称が目立つようになります.
動作、活動の再獲得は学習のプロセスです。
対象者の学習に最適な難易度を設定し、練習・トレーニングを提供することが「できる」から「している」、「する」動作、活動の支援に繋がります😄