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作業療法士は知っておきたい肩関節に痛みがある対象者の肩関節のROM exのコツ

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みなさん こんにちは 健康と幸福を促進する作業療法士blueskycarpです😊

 

作業療法士は怪我や病気で難しくなった生活に必要な動作や活動の再獲得を支援し、社会参加を促進します。

 

生活に必要な動作の多くは上肢を使います。

 

麻痺や怪我によって上肢の動きに制限が生じます。

 

特に肩関節の痛みによって動きが制限されている対象者には適切な治療介入が必要となります。

 

今回は肩関節に痛みのある対象者へのROM exのコツについて解説、共有します。

 

 

痛みを伴う肩関節のROMexのコツは

 

ズバリ「上肢に対して体幹を動かす運動、活動を実施すること」です💁‍♂️

 

 

ROM exといえば上肢(肩関節)を直接的に動かすことが一般的です。

 

上肢を直接動かす動きは開放性運動連鎖(OKC  Open kinetic chain)の動きとなります。

 

肩関節にとってOKCの動きは筋や関節への負荷が強くなり痛みを誘発しやすくなります。

 

痛みの誘発は対象者を逃避的にし、動きに対する動機づけを低下させます。

 

生理学的には中枢性感作を誘発することになり、脊髄レベルで痛みを学習してしまい、慢性疼痛へとつながる危険性があります。

 

 

そこで今回のコツである肩関節にとって痛みの誘発を回避するために有効な運動様式が「上肢に対して体幹を動かす運動」と考えて提供しています。

 

こちらは閉鎖性運動連鎖(CKC Closed kinetic chain)の動きになります。

 

 

例えば痛みが出ない範囲の挙上、外転位の設定で机上に上肢を載せます。

 

その状態で脊柱を屈曲させることで肩関節は相対的に屈曲方向に動きます。

 

また胸郭を上肢に近づけるように回旋させることで肩甲骨のプロトラクションと肩関節の水平内転

 

胸郭を上肢に対して遠ざけるように回旋させることで肩甲骨のリトラクションと水平移転

 

 

つまり上肢を支持、固定点にして体幹を動かすことで肩甲骨、肩関節を相対的に可動させることが可能になります。

 

また無意識に肩周辺の筋の活動、特に遠心性の活動を引き出しやすくなりリラクゼーションにも役立ちます。

 

さらには対象者自身が机上に手を乗せて無理なく行える自主訓練としても導入しやすい方法です。

 

 

今回は肩に痛みのある対象者に対して上肢を固定点にして閉鎖性運動連鎖に基づくROMexを提案、共有してみました。

 

肩関節のROM exだけでなく、それ以外の関節部位に対しても該当の関節部位を固定点にして動かす運動様式は有効ですので、是非対象者に応じて活用してみてください💪

 

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