blueskycarp’s blog

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作業療法士のための健康行動理論入門⑧変化のステージモデル

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みなさん こんにちは 健康と幸福を促進する作業療法士blueskycarpです^_^

 

作業療法士のための健康行動理論入門⑧では変化のステージモデルについて解説、共有します。

 

変化のステージモデルはProchaskaらが人の行動変容に至るプロセスには5つのステージがあることを提唱したものです。

 

 

行動変容に至る5つのステージは無関心期→関心期→準備期→行動期→維持期です。

 

無関心期は6ヶ月以内に行動を変える気がない時期

 

関心期は6ヶ月以内に行動を変える気がある時期

 

準備期は1ヶ月以内に行動を変える気がある時期

 

行動期は行動を変えて6ヶ月未満の時期

 

維持期は行動を変えて6ヶ月以上の時期

 

そしてそれぞれの時期で行動変容への介入が変わることが提唱されています。

 

 

無関心期に対しては行動変容の必要性を自覚してもらうことが目標となります。

 

病気や健康問題に関する知識を増やし、健康行動を実践することのメリット、実践しないことのデメリットについて情報提供します。

 

その上で健康問題に関する考えや信念について言語化、共有していきます。

 

特にデメリットについては対象者自身に関することだけでなく、対象者が大事にしている社会的関係性(家族、社会的役割)と関連づけた説明が重要となります。

 

 

関心期に対しては動機付けと行動変容に対する自信を持ってもらうことが目標となります。

 

そのために無理なくできる取り組みの模索と提案、そして取り組みの実践や継続を阻害する障害について共有します。

 

 

準備期に対しては実際の健康行動の実践計画を立てることが目標となります。

 

具体的で達成可能な行動計画を立てる支援を行います。

 

いつ、どこで、何を、どのように、どのくらい、誰と取り組むのかを明確にして共有します。

 

そしてコミットメントを促し具体的な健康行動の実践を表明するよう場面設定します。

 

 

行動期に対しては健康行動がさらに持続するよう報酬の設定、セルフモニタリング(記録)、ソーシャルサポートの活用を支援します。

 

 

維持期に対しては健康行動の維持の障害になる要因を把握、共有し、ストレスへのコーピング支援を実施していきます。

 

 

整理すると初期のステージに対しては考え方への働きかけ、後期に対しては具体的な行動への働きかけを行なっていきます。

 

また5つのステージは1方向性ではなく、対象者の状況や取り巻く環境によって行ったり来たりすることを念頭においた支援が必要であるとされています。

 

 

作業療法士は対象者の健康行動を支援するにあたって、まず対象者が5つのステージのどの段階にいるのかを把握する必要があります。

 

把握した上で、それぞれの時期に応じた情報提供と、行動学的なアプローチを提供していくことで健康行動の促進のため支援が可能になります。

 

 

次回作業療法士のための健康行動理論入門は最終回としてこれまで解説した、考え方を統合したモデルを解説、共有します^_^

 

参考図書