blueskycarp’s blog

作業療法士による人々の健康と幸福を促進する為のブログですm(_ _)m

作業療法士は知っておきたい記憶機能を強化するための声かけのあり方

f:id:blueskycarp:20210907101931j:plain

みなさん こんにちは 健康と幸福を促進する作業療法士blueskycarpです^_^

 

作業療法士は怪我や病気で難しくなった生活に必要な動作や活動の再獲得を支援します。

 

動作や活動が難しい要因には注意や記憶といった認知機能の低下もあります。

 

したがって作業療法では注意や記憶機能の改善や強化のための課題やトレーニングも実施します。

 

課題やトレーニングの中でどのような声かけがより記憶機能の強化に寄与できるでしょうか?

 

今回は記憶機能を強化するための声かけのあり方について提案、共有します。

 

 

臨床で記憶に働きかける声かけとしてよく耳にするのが「覚えてますか?」です。

 

この声かけは記憶の 3つのプロセス、つまり記銘ー保持ー想起のうち、記銘と保持に働きかけていると言えます。

 

記憶を強化するためには何回反復して想起するかが重要とされており、「覚えてますか?」という声かけでは十分でないと考えます。

 

また「覚えていますか?」という声かけは「試している、試されている」というニュアンスがあると考えます。

 

この声かけは対象者に心理的抵抗(緊張)を感じさせ、より想起しにくくしている場合も想定されます。

 

したがって「覚えてますか?」では効果的に記憶を強化することにはつながりにくいと考えています。

 

 

 

では記憶を強化するために想起を促す声かけとはどんなものでしょうか?

 

僕は「思い出してみましょう」と声かけるようにしてます。

 

そして思い出そうとすること、思い出す取り組み自体が記憶力を強くする、記憶力の回復を促進すると意味づけて、想起を励行するよう促していきます。

 

結果として最初は思い出せない、思い出した内容が異なっても、思い出す、想起することを励まし、反復強化することで生活に必要な記憶内容の想起と行動化につながると考えています。

 

 

 

記憶機能を強化するための声かけのあり方は、記銘や保持のプロセスに焦点を当てた声かけよりも想起に焦点を当てた声かけでした^_^

 

みなさんの臨床の一助になれば幸いです^_^