blueskycarp’s blog

作業療法士による人々の健康と幸福を促進する為のブログですm(_ _)m

作業療法士は知っておきたい「できるADL」を「しているADL」にするコツ

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みなさん こんにちは 健康と幸福を促進する作業療法士blueskycarpです^_^

 

作業療法士は怪我や病気で難しくなった生活に必要な動作や活動の再獲得を支援します。

 

再獲得のプロセスはまず「できるADL」を向上するためリハビリ室で練習し上達を促し、生活の実際の環境(病棟でのベッド上、トイレ、浴室)で模擬的に練習します。

 

そして安全にできると確認、共有できたら、「しているADL」の段階として練習した動作や活動を療養生活の中で実践するという流れになります(つまり自立)。

 

この過程でリハビリ室ではできるのに実際の生活ではしない、していない、「できるADLとしているADLの乖離問題」が生じる場合があります。

 

作業療法で取り組んだこと、身についたことが実生活で活かされなければ作業療法士の役割を果たしたことにはなりません。

 

今回は「できるADL」を「しているADL」にするコツを共有します^_^

 

 

できるのにしない、していない理由として重要な要因と考えているのがその動作や活動に対する「意味づけ」と「自己効力感」です。

 

 

「意味づけ」については、作業療法の時間で練習した動作や活動を、実生活で実践することにどういう意味を感じているかということになります。

 

生活に必要な動作、活動であっても、それを実践することが自身の健康と幸福の促進につながるという意味づけがないと「しているADL」には発展しません。

 

動作や活動を実践することがさらなる機能回復につながる(=健康の促進)、実践することが他者貢献につながる(幸福の促進)といった意味づけができるようリハビリ室での取り組みから対象者に助言、共有していくことが今回のテーマであるコツになると考えています。

 

 

2つ目の要因の「自己効力感」については、できるADLとして練習した動作や活動が苦痛や多大な努力を要することなく、楽にできるくらいの遂行レベルにあるかどうか、つまり難易度や負荷量が高すぎないということが重要になります。

 

獲得した活動遂行の難易度、負荷量、努力感が高いと「自己効力感」が高まりません。

 

「自己効力感」は行動変容や習慣化において重要な要素です。

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平たく表現するならば「頑張らないでできるレベル」まで、動作や活動の遂行度を高めることができるADLからしているADLにするコツになります。

 

「頑張らないでできるレベル」にするためには効率的な動作やその背景について知っておくことが必要です。以下の過去の記事を参照してくださいませ。

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今回は「できるADL」を「しているADL」にするコツについて共有しました。

 

できるのにしない、していない要因は他にも考えられますが、今回は 2つの要因キーワードで提案してみました。

 

みなさんの臨床の一助になれば幸いです^_^