blueskycarp’s blog

作業療法士による人々の健康と幸福を促進する為のブログですm(_ _)m

作業療法士は知っておきたいアドラー心理学の幸福論

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みなさん こんにちは 健康と幸福を促進する作業療法士blueskycarpです^_^

 

作業療法士は主に医療、保健、福祉領域において対象者の健康と幸福を促進するリハビリ専門職です。

 

対象者の健康と幸福を促進するためには、健康や幸福に関する知見をアップデートする必要があります。

 

特に幸福に関する知見は、哲学、心理学、経済学など様々な分野の知見があるため、そのアップデートは一筋縄ではいきません。

 

このブログではこれまでにも様々な知見を取り上げ共有してきました。

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今回はアドラー心理学が提唱する幸福論について取り上げ、共有します。

 

 

アドラーは人が幸福を感じる要件について共同体感覚という概念を提唱しました。

 

共同体感覚はアドラー心理学の中核的な概念、哲学とされています。

 

 

共同体感覚は 3つの要素から構成される概念とされています。

 

①自己受容 自分自身の長所も短所も受け入れている状態

 

②他者信頼 まわりの人を信頼する、していること

 

③貢献感 まわりの人の役に立ちたい、まわりの人の役に立てているという感覚

 

 

この 3つの要素を高めることで共同体感覚が向上し、人は幸福感を感じることができると提唱しています。

 

確かに自分自身のいいところも悪いところも受け入れ、信頼できる家族、仲間が周りにいて、社会に貢献できている実感があれば、幸福を感じることができそうです。

 

 

では作業療法において共同体感覚を高める支援とはどのように考えられるでしょうか?

 

①自己受容は、作業療法の領域で言えば障害受容の範疇かもしれません。

 

障害を受容することは一筋縄ではいかないものであり、また論理的に説得するようなことでもありません。

 

一方で障害について短所の側面ばかりに目を向けず、障害があることで得られたこと、プラスの体験に目を向けてもらうような関わりが一助になるかもしれません。

 

心理学のアプローチで言えばリフレーミング的な関わりが支援になるかもしれません。

 

 

②他者信頼は、まずは作業療法士自身が困難な状況にある対象者を信頼し、味方になることから始まるのではないかと考えます。

 

ピグマリオン効果でも言われるようにまずはこちらから信頼や期待を表明することが対象者の他者信頼を高める支援の一部になるのではないかと考えます。

 

 

 ③貢献感については、まずは対象者の存在、そしてできること・できないことも含めて感謝を伝えることが支援になるかもしれません。

 

対象者の存在自体が、作業療法士としての自分自身の役割の果たす結果になること、作業療法に取り組むこと自体が作業療法士への貢献、役に立っている、助けになっていることを伝えます。

 

小さな貢献を伝えることが、対象者を動機付け、できることを増やす方向に向かうと考えます。

 

さらにはICFでいうところの参加レベルでの目標、つまり誰かと一緒に、誰かのために行う活動、作業を実現することが、より高い次元での貢献感の支援につながると考えます。

 

 

今回はアドラーの幸福論として共同体感覚をいうワードを共有しました。

 

共同体感覚を高める支援を模索しながら、対象者の健康と幸福に寄与できる作業療法を提供していきます^_^

 

参考書籍