blueskycarp’s blog

作業療法士による人々の健康と幸福を促進する為のブログですm(_ _)m

作業療法士は知っておきたいPNFテクニック④スタビライジングリバーサルズ

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みなさん こんにちは 健康と幸福を促進する作業療法士blueskycarpです。

 

作業療法士は病気や怪我で難しくなった生活動作や活動の再獲得を支援します。

 

難しくなった生活動作や活動の再獲得にあたっては、その動作や活動の背景となる姿勢を保つことが必要条件となります。

 

手を使う動作、活動であれば主に座位姿勢を、歩行であれば立位姿勢を維持することが円滑な遂行には必要です。

 

いずれも手足の動きによって生じる慣性に体幹が静的、動的に対応できる必要があります。

 

今回共有するスタビライジングリバーサルズは動作や活動における姿勢の安定性、制御する能力をトレーニング、強化するPNFテクニックです。

 

 

スタビライジングリバーサルズは静的な姿勢保持の筋活動を促通、強化することができます。

 

 

例えば端座位姿勢の促通、強化の場合を解説します(ただし端座位がなんとか保持できることが前提条件です)。

 

まずは可能な限り対称的、抗重力的なアライメント・フォームを準備、促します。

 

麻痺がある対象者であれば麻痺側に物理的な安定性を保障する設定も必要になります。

 

アライメント・フォームが整ったら、まずは前胸部に両手を接触し後方(伸展方向)に向かって抵抗をゆっくりかけていきます。

 

対象者には押されても動かないように、もしくは少し押し返すように求めます。

 

作業療法士の抵抗に対して対象者が打ち勝つための筋活動を確認できたら、ゆっくり前胸部にある一方の手を背部(首と肩甲骨の間)に移動させます。

 

移動した手で今度は前方(屈曲方向)に向かって抵抗をゆっくりかけていきます。

 

対象者には再び押されても動かないように求めます。

 

抵抗に対して対象者の打ち勝とうとする筋活動と確認できたら、もう一方の手も背部に回してさらに抵抗を追加します。

 

抵抗に対して抗重力姿勢の維持が確認できたら、再び抵抗を前胸部に切り替えるー背部に切り替えるを交互に反復します。

 

交互に反復することで端座位を維持するための体幹の筋活動、腹部と背部の筋の同時活動を促通、強化していくことになります。

 

 

 

PNFでは対象者の身体に接触し、抵抗をかけることで必要な筋活動を伝え、過負荷の原理に基づいて筋活動を促通、強化していきます。

 

動作や活動のための姿勢保持は本来無意識の筋活動になりますが、PNFでは静的な姿勢保持のための筋活動を接触と抵抗という刺激によって意識的に強化を図っていきます。

 

作業療法士は生活動作の実際的な練習の前に、しっかりその動作に必要な姿勢保持のための筋活動を促通、強化することで、より円滑で、効率的な遂行を促すことが期待できます。

 

参考動画


www.youtube.com


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