blueskycarp’s blog

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作業療法士は知っておきたい 運動学習のメカニズムに応じたフィードバックのあり方

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みなさん こんにちは 健康と幸福を促進する作業療法士blueskycarpです。

 

作業療法士は怪我や病気によって難しくなった生活に必要な動作、活動の再獲得を支援します。

 

動作や活動の再獲得は新しい身体での学習であり、運動学習と呼ばれる領域です。

 

運動学習のメカニズムには3つの側面、「教師あり学習」、「強化学習」、「教師なし学習」があり、これらに応じたフィードバックを提供することがが重要であると考えています。

 

今回は 運動学習のメカニズムを踏まえたフィードバックのあり方について提案、共有していきます。

 

 

 

日々の臨床ではまず「教師あり学習」の考え方に基づいて実現したい動きを手本、見本として視覚的に提示したり、徒手的に誘導します。

 

教師あり学習では、対象者の動きの良し悪し、正確性についてフィードバックします。

 

「そうです」、「その動きです」「できてますよ」といった具合です。

 

 

 

そして対象者の動きが少しでも実現できると「強化学習」の考え方に基づいて正のフィードバック(賞賛)、報酬を提供します。

 

「うまいです」、「いいです」、「すごい」という具合です。

 

さらにその動きのもつ意味づけを提供、フィードバックすることで対象者の動きへの動機付けを強化します。

 

「この動きは神経の回復を促進しますよ」「その動きを繰り返すと神経が伸びますよ」「この動きで神経が繋がりますよ」

 

少し飛躍したフィードバックですが、対象者にわかりやすい表現で神経の回復、可塑性を動機付けます。

 

対象者は賞賛され、できたことに動機付けられ、神経や動きの回復、獲得に役立つと感じる情報に基づいて、さらにその動きや動作、活動を反復することが期待されます。

 

 

 

最後の「教師なし学習」の考え方に基づいては、日々練習、反復の中で対象者に内省、振り返りを促すことがフィードバックになります。

 

内省、振り返りを通じて動きの記憶が強化され、記憶の中から動きのコツに気づくチャンスが生まれます。

 

そして気づきに基づく反復が、より効率的な動きの学習に繋がり、動きの習慣化に繋がっていくと考えられます。

 

 

 

日々の臨床では対象者の運動学習の段階に応じて、今回提案したフィードバックを使い分けることが重要であると考えています。

 

 

参考文献

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