blueskycarp’s blog

作業療法士による人々の健康と幸福を促進する為のブログですm(_ _)m

作業療法士は知っておきたい行動変容支援のためのEASEプログラム

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みなさん こんにちは 健康と幸福を促進する作業療法士blueskycarpです。

 

作業療法士は対象者の健康と幸福を促進するために健康行動の習慣化を支援します。

 

習慣化するには対象者の行動変容が必要です。

 

しかし作業療法領域において行動変容、習慣化を支援するための体系化されたアプローチは不足していると考えています。

 

したがって他領域の知見を応用することが必要になると考えています。

 

今回は看護領域で提唱、実践されている体系化、パッケージ化された行動変容支援プログラムであるEASEプログラムを紹介、共有していきます。

 

 

EASEプログラムは看護師の岡美智代氏が開発、提唱、商標登録している生きがいに焦点を当てながら行動変容を支援する方法です。

 

定義として「対象者の健康や病気、生活についての考えである生活重要事を前傾化させた上で、保健健康モデルを活用しながら、対象者に対するアセスメントと理解を行い、行動や認知の修正の基本的原理と方法論を認知行動療法を活用して構成されたもの」とされています。

 

EASEプログラムでは医療者の関心事(医学データ、問題点)に焦点を当てるのではなく、対象者の生きがいや困りごとに焦点を当てます。

 

対象者が大切にしていること=生きがいと、それを実現するために必要なやるべき良い習慣、または実現を邪魔している悪い習慣とを結びつける形で行動変容を支援します。

 

 

EASEプログラムは体系化されているため6つの手続き、アクションプランに基づいて展開されます。

 

①医療内容の妥当性を含めたアセスメント

②困難事の明確化と解決意義の確認

③行動目標の設定と自己効力感の確認

④技法の選択

⑤実施

⑥評価、考察

 

 

②においてまず生きがいを明確化していきます。

 

そして対象者の困りごと、変えたいと思っていることを確認し問題点を共有します。

 

そして問題点が対象者の生きがい、大切にしていることの実現と関連していることを気づいてもらうための質問をしていきます。

 

「あなたの生きがいと困っていること、変えたいことを結びつけるとどうなりますか?」

「あなたの生きがいを守るためには何をすればいいですか?」

「あなたが大切にしていることを達成するために何をすればいいですか?」

 

 

③では②で明確になった生きがいと必要な行動の実践において重要となる自己効力感を確認していきます。

 

自己効力感は自信の有無、程度を確認します。

 

そして自己効力感を促進する環境因子、邪魔をする環境因子、キーパーソンなども確認、共有します。

 

 

④では行動変容、習慣化を技法を提示し、適切な技法を一緒に選択していきます。

 

EASEプログラムの技法にはステイトメント、セルフモニタリング、ステップバイステップ、報酬、ピアラーニングといった技法が提唱されています。

 

 

EASEプログラムはとても作業療法と親和性と高いものではないでしょうか?

 

作業療法において対象者の大事な作業(=生きがい)に焦点を当て、主観的な要素(重要度、満足度、遂行度)を大事した実践が求められます。

 

健康と幸福を促進する作業療法の実践のために、EASEプログラムの考え方、手続き、技法はとても参考になる内容であると思います。

 

 

詳しく知りたい方はぜひ以下の書籍を参考にしてください。