blueskycarp’s blog

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作業療法士のための行動変容を促進する動機付け面接入門⑤

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みなさん こんにちは 健康と幸福を促進する作業療法士blueskycarpです^_^

 

作業療法士のための行動変容を促進する動機付け面接入門⑤では、動機付け面接の特徴であるチェンジトークについて解説していきます。

 

チェンジトークとは対象者が行動変容、変化に向かう発言、言葉を意味します。

 

一方で維持トークという発言があります。

 

維持トークは現状維持にとどまろうとする発言、言葉です。

 

動機付け面接では対象者の維持トークを減らし、チェンジトークを増やすことを通じて行動変容を促していきます。

 

支援者はまずチェンジトークを識別、キャッチすることが必要です。

 

そのためにはチェンジトークの種類を理解しておきます。

 

チェンジトークはまず準備段階の内容として4種類があり、その頭文字を取ってDARN(ダーン)と呼ばれています。

 

D(Desire) 変化への願望 「〜したい」

 

A(Ability) 変化する能力「〜できる、できた」

 

R(Reasons) 変化する理由 「もし〜したら、〜になる」

 

N(Need) 変化する必要「〜する必要がある」「〜しなければならない」「〜すべき」

 

そして準備段階の言語内容を確認、強化できたら次に実行段階の言語として 3つの動かすチェンジトークCATsを引き出し、共有していきます。

 

C(Commitment) 宣言  意思、決断、約束を表す発言内容

 

A(Activation) 活性化  行動変容に向かう準備的な思いや自信、強化を表す発言内容

 

Ts(Taking Steps) 段階を踏む  行動変容に向かう行動の段階付けした発言内容

 

 

面談の中で準備もしくは実行段階のチェンジトークを識別したら、動機付け面接の基本スキルOARS「オープンクエスチョン」「是認」「聞き返し」「要約」を使ってチェンジトークと具体的な行動変容のための行動の実施を確認し、共有します。

 

 

一方で面談の当初は対象者は行動変容に対する両価的な思い、抵抗があり維持トークが多くなります。

 

動機付け面接では維持トークについても、基本スキルを使って対応していきますが、維持トークへの対応も提案されています。

 

 

維持トークへの対応① 矛盾を拡大する

 対象者が大切にしていること(価値)を確認したのち、現在の行動(健康を害する行動)がそれと矛盾していることを明確にして、共有する。

 

 

維持トークへの対応②ランニングヘッドスタート

 現状維持のメリット(行動変容しないメリット)をまずは尋ねて確認、共有する。その後あわせてデメリットや変化のメリットを尋ねる。

 

 

維持トークの対応についても、対象者を否定せず是認しながら行動変容につながるチェンジトークの芽を探して強化していきます。

 

 

今回は動機付け面接の特徴であるチェンジトークについて簡単に解説しました。

 

次回は最終回として行動変容の行動を計画する段階、交渉とコミットメントの強化について解説します。

 

参考文献

医療スタッフのための 動機づけ面接法 逆引きMI学習帳

医療スタッフのための 動機づけ面接法 逆引きMI学習帳