みなさん こんにちは 健康と幸福を支援する作業療法士blueskycarpです^_^
作業療法士は対象者に良い行動の習慣化を支援して健康と幸福を促進します。
習慣化を支援するにあたっては2つのキーワードに基づいて支援すると解りやすい、効果的であると考えています。
2つのキーワードとは「重要性」と「自己効力感」です。
「重要性」については対象者にとって習慣化してほしい、したい行動、作業がその人の生き方において重要であるかどうかという認識を意味します。
つまりその人の価値観に基づいている、もしくは繋がっている必要があります。
作業療法の領域で重要度を測定できる評価としてCOPM(カナダ作業遂行測定)があります。
対象者の「やりたい作業」「やる必要がある作業」「やることを期待されている作業」を同定しながら、その作業の重要度を確認、共有する手続きを含みます。
「重要度」が高い活動、作業を同定し支援することは習慣化の達成には欠かせない要素となります。
2つ目のキーワードの「自己効力感」はアルバード・バンデューラが提唱した概念で、簡単にいうとある行動や作業を習慣化できると思える自信を意味します。
「自己効力感」を高めるためには適切な難易度調整による成功体験を積み重ねる支援が必要となります。
目標とする行動、作業を細分化しスモールステップで小さく始めるための課題設定や環境設定が作業療法士には求められます。
習慣化できないということは重要度低い、もしくは難易度が高く自己効力感を感じれないということを意味します。
重要度を確認し、適切な難易度調整での遂行を支援しながら健康と幸福につながる習慣の形成を実現できることが、作業療法士としての腕の見せ所になるのではないでしょうか?
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