blueskycarp’s blog

作業療法士による人々の健康と幸福を促進する為のブログですm(_ _)m

作業療法士は知っておきたい慢性疼痛を軽減するアプローチの第一選択とは?

f:id:blueskycarp:20200707112510j:plain

みなさん こんにちは 健康と幸福を促進する作業療法士blueskycarpです^_^

 

作業療法の対象者には慢性的な腰痛、膝痛、肩こりを呈している方も多くおられます。

 

慢性的な痛みは日々の活動と参加を制限し、さらなる心身機能の低下、そして経済的・社会的損失を生じてしまいます。

 

作業療法士が慢性疼痛の軽減を支援し活動と参加を促進するためには解剖学、運動学、生理学、神経学、心理学に基づいたアプローチを対象者に応じて選択する必要があります。

 

一方で実証研究に基づくエビデンスやガイドラインに基づくアプローチも知っておくことは、より効率的で効果的な支援の提供には有用であると考えています。

 

現在、実証研究とガイドラインに基づく慢性疼痛を軽減させるアプローチの第一選択は「運動」、中でも「有酸素運動」であることが提唱されています。

 

運動による慢性疼痛の軽減効果は主に下降性疼痛抑制によるものとされています。

www.blueskycarp.com 

しかし慢性疼痛を呈する対象者にいきなり「運動しましょう」といっても、不安や運動恐怖による心理的な抵抗が予測されます。

 

下降性疼痛抑制システムが十分に機能し疼痛を軽減するためには、認知面、情動面への配慮が必要とされています。

 

認知面に対しては痛みに対する生理学、神経学に基づく教育を解りやすく丁寧に実施することが不安の軽減につながるとされます。

 

そのためには痛みについての生理学や神経学に基づく知識のアップデートが作業療法士には求められます。

 

 

運動恐怖といった情動面に対しては原則痛みを誘発しない身体部位、運動様式、可動範囲、可動スピードなどを段階づけて提供することが専門職として求められます。

 

そのためには多様な身体運動、運動形式、身体運用を作業療法士は引き出しとして持っておくことが必要です。

 

引き出しを広げるためにヨガやピラティス、フェルデンクライスメソッドなどのボディワークからの経験や知識が役立つと考えています。

 

 

慢性疼痛に対して有効とされる運動、つまり運動療法は理学療法士の範疇ではありますが、対象者の健康と幸福を促進する手段としてその意味やメカニズムについて知っておくことも地域包括ケア時代の作業療法士に求められる要件であると考えています。

 

 

慢性疼痛の理解と知識のアップデートには以下の書籍がオススメです^_^