blueskycarp’s blog

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作業療法士は知っておきたいpostural orientation

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みなさん こんにちは 健康と幸福を促進する作業療法士blueskycarpです^_^

 

作業療法士は心身の障害によって難しくなった随意運動の回復、より効率的な応用動作の獲得を支援します。

 

疾病や怪我によって難しくなった随意運動の回復は、自分の身体の認識(身体所有感)と自律性、統制感を生む基盤として重要です。

 

また麻痺など機能障害を呈しながらもより効率的な応用動作の獲得を支援することは、動作の習慣化と活動の拡大、社会参加につながると考えています。

 

 

随意運動の回復、効率的な動作の獲得に必要となってくる要素が今回のテーマである「postural orientation(姿勢定位)」です。

 

「postural orientation」は以下の要素から構成される複合的な概念です。

 

①身体の分節間を適切なアライメントに維持する能力

 

②身体と環境との接点(支持基底面)との適切な関係を構築すること

 

③重力に抗する垂直方向への定位の構築

 

④外界に対する知覚と行動の参照枠を生成する

 

 

随意運動や応用動作を開始するにあたっては、自分自身の姿勢が重力との関係でどうなっているのか、手足の位置関係がどうなっているのかといった固有感覚情報による身体図式に基づく準備的な状態を作る必要があります。

 

そして

 

「理想的なアライメントは最適な運動を促通する」

 

「より理想的な骨格アライメントはより最適な神経筋コントロールを可能にする」

 

といわれるように重力と支持基底面との関係において最適なアライメントを支援することはより重力に打ち勝つ姿勢(抗重力伸展活動)を支援することになります。

 

つまり機能的に動くための「フォームの形成」すること、支援することが随意運動の回復、より効率的な応用動作の獲得には必要です。

 

僕は患者さんには「動く前のフォームが大事です」「フォームを整えましょう」「フォームが整っていると神経の伝わりがよくなります」というふうに動くための準備状態を動機付けます^_^

 

特に上肢の随意運動、手を使う応用動作では下肢、体幹が腕を空間に持ち上げるための抗重力伸展活動、下支えしてくれる機能が十分に発揮されていることが必要です。

 

作業療法士は手を使う活動を支援することを期待される職種ですが、その機能を下支えしている機能とその背景、つまりpostural orientationの視点で評価、介入することがより効率的な回復と動作獲得につながると考えています^_^

 

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