blueskycarp’s blog

作業療法士による人々の健康と幸福を促進する為のブログですm(_ _)m

作業療法士は知っておきたい臨床的に意味のある最小変化量MCID

f:id:blueskycarp:20201213105328j:plain

みなさん こんにちは 健康と幸福を促進する作業療法士blueskycarpです。

 

作業療法は主に医療領域で実践されており、公的な医療保険に基づきます。

 

公的であることは医療費の出費に値する作業療法の根拠や客観的効果を示す必要があります。

 

一方で客観的に効果があるアプローチを提供したとしても、対象者がそれに意義や満足を感じなければ、それは医療者の評価、満足を得るだけになり、対象者の健康と幸福を促進したことにはなりません。

 

そこで作業療法の客観的効果と対象者の感じる意義や満足感を加味した評価指標として「臨床的に意味のある最小変化量(Minimal Clinically Important Difference  以下MCID)」があります。

 

MCIDは対象者が改善もしくは悪化を感じることができる最小差として主観的な改善度合いを順序尺度化したものを指標にしてます。

 

以下に身体障害領域になりますが作業療法分野におけるMCIDをネット検索で調べた範囲で提示します。

 

●FMA (上肢項目) 亜急性期9〜10点  慢性期4.25〜7.25点

●ARAT (急性期) 12点以上

●MAL -A  0.5点以上  MAL-Q 1.1点以上

●COPM 2点以上

●急性期脳卒中患者のFIM22点以上 運動項目17点以上 認知項目3点以上

●回復期の運動器疾患患者のFIM(運動項目)14.6点

 

MCIDを知っておくことで自身の介入に対する客観的評価と対象者の介入に対する主観的評価を共有することができます。

 

そしてお互いの評価を共有することでさらに満足感を得ることになり、幸福を促進する作業療法の提供に寄与できるものと考えています。