みなさん こんにちは 作業療法士のblueskycarpです^_^
回復期病院における作業療法プロセス実践のコツ⑩は最終回として回復期のOTに求められる実践のあり方を提案します。
これまでシリーズで記事にしてきた回復期病院における作業療法プロセス実践のコツをまとめると回復期のOTに求められることは以下の5点に集約されると考えています。
①対象者の関心を作業と繋げる
身体への関心から作業への関心へと向くように支援する
②基礎医学に基づく介入の実践
作業療法での介入は解剖学、運動学、生理学、神経学、心理学、エビデンス情報に基づいて説明できるものを提供する
③多職種連携で対象者の困りごとを問題解決する
対象者とともに多職種の期待にも応える介入を実践する
④退院後の生活を見据えた支援の実践
その人らしい生活と生活の広がり(生活圏、時間制、対人交流)につながる支援を実践する
⑤参加レベルの拡大、健康と幸福の促進につながる介入の実践
「誰かとともに」「誰かのために」に遂行する作業、することを他者から期待される作業の可能化を目指していくことが対象者のウェルビーイングの向上(社会的つながりの強化、貢献感)に寄与できる
以上が現時点で僕が考える回復期のOTに求められる実践のあり方です。
皆さんの臨床の一助になれば幸いです^_^