みなさん こんにちは 作業療法士のblueskycarpです^_^
回復期病院における作業療法プロセス実践のコツ⑦では多職種連携のポイントについてまとめます。
今回のコツ、ポイントは以下3点です。
①多職種連携の共通目標を確認する
②多職種の強み、弱みを知る
③病棟生活の支援者である看護介護職の困りごとを知りサポートする
以上の3点を踏まえて円滑な多職種のポイントは「返報性の原理」に基づく姿勢、対応である考えています。
返報性の原理とは簡単にいうとgive &takeです。
こちらの要求を他者に受けれてもらうためには、まずは相手の要求に応えることで受け入れやすくなるという社会心理学に基づく原理となります。
この原理に基づけば特に③看護介護職の困りごとを知りサポートすることは、対象者の機能や活動の向上を連携して対応する上では重要です。
入院している今現在の生活、作業遂行に寄り添う最前線の支援者は看護介護職の方々です。
看護介護職の方々が困っていること、例えば起居や移乗、トイレ動作の介助が大変であることなどは、そのまま対象者の作業遂行上の問題となります。
作業療法士は作業遂行上の問題の解決を期待されている職種ですから、それをサポートする環境因子つまり看護介護職へのサポートも重要な役割となります。
そしてそのことに応えることが、返報性の原理に基づき、その後の作業療法士の視点から実現したい機能や活動の獲得の連携において、看護介護職の方の協力を得られやすくなると考えています。
多職種連携においても相手の関心を知り、それの期待に作業療法士として応えることが、円滑で効果的、効率的な対象者支援になると考えています。