blueskycarp’s blog

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回復期病院における作業療法プロセス実践のコツ④初期評価

 

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みなさん こんにちは  作業療法士のblueskycarpです^_^

 

回復期病院における作業療法プロセス実践のコツ④では初期評価におけるポイントについてまとめます。

 

 

回復期の初期評価においてまず大事なのは病棟生活における全体像の把握です。

 

初期評価というといきなり検査測定の実施を考えるかもしれませんが、まずは活動レベルの把握と心身機能の不具合を関連付ける、そしてクライエントと共有する作業が重要となります。

 

ここので全体像は生活行為の遂行状況です。

 

病棟生活における生活行為にはMTDLPに基づいて主に身の回りの作業、余暇的作業の状況を把握します。

 

身の回りの作業についてはいうまでもなく起居、食事、整容、更衣、トイレ、入浴といった作業です。

 

余暇的作業については入院生活においては身の回りの作業の遂行、訓練やケア以外の時間をどう過ごしているのかと意味します。

 

 

生活行為の遂行状況の把握は、ご本人からの問診、観察評価、他部門からの情報収集を実施していきます。

 

問診においては病棟生活においてどの程度生活行為が自身でできるのか、介助を必要としているのかといった客観的側面(FIM)、そしてクライエントご本人が困っている心身の不具合と生活行為、難しく感じている生活行為といった主観的側面の把握をしていきます。

 

 

観察評価においては遂行状況のポジティブな側面、ネガティブな側面の把握と共有をしていきます。

 

ポジティブな側面についてはさらに、自立性、安全性、効率性、汎用性の視点を加味していく必要があります。

 

作業療法士が観察評価している場面は日中の覚醒状態も良く、条件の良い環境であることがほとんどです。

 

朝の寝起きにの時間に、夜間の暗い空間のなかでといった中での遂行状況も想定しながらポジティブな側面の判断が必要となっていきます。

 

そしてネガティブな側面については、作業療法のトレーニングを通じてどういう戦略で軽減できるのか、心身ー環境ー作業の3つの側面(PEOモデル)のいずれに介入するべきかをリーズニングしていくことになります。

 

 

最後に情報収集としてクライエントを支援する看護介護スタッフの生活行為を支援する上での困りごと(介助量)も確認していくことが重要です。

 

看護介護スタッフの困りごとはそのままクライエントの生活行為における困りごとになるからです。

 

クライエント自身の作業遂行上の困りごととともにそれを支援するスタッフの困りごとを解消することも視野にいれた評価、アプローチがより効果的、効率的な多職種連携において重要となってきます。

 

 

今回は初期評価のポイントについてまとめてみました。

 

次回は目標設定とプログラム立案におけるポイントについてまとめていきます。