blueskycarp’s blog

作業療法士による人々の健康と幸福を促進する為のブログですm(_ _)m

回復期病院における作業療法プロセス実践のコツ①回復期でのOTの役割を知っておく

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みなさんこんにちは  作業療法士のblueskycarpです。

 

コロナウィルスで学生さんは実習に行けない状況が続いています。

 

僕の職場でも今年予定されていた実習はことごとく中止になっています。

 

実習に行けず、来年、臨床の現場に出るにあたって例年以上に不安を感じている学生さんも多いと思います。

 

 

今回から回復期病院における作業療法プロセスを実践するためのコツをシリーズでまとめていきます。

 

コツを意識した関わり、介入をすることで健康と幸福を促進できる作業療法を実践できると思います。

 

 

ではそもそも回復期における作業療法士の役割、求められていることはなんなのか?

 

作業療法士としてクライエントの「やりたいこと」「やる必要があること」「やることを期待されていること」を知ることが重要なように、作業療法士自身が満足度の高い支援を提供するためにはクライエントそして地域、社会から何を期待されているのかを把握していることが重要、コツになります。

 

回復期の作業療法士の役割、期待されていることを知る手がかりとして役立つのが回復期リハビリテーション病棟協会から提案されているセラピスト10か条とOT5か条です。

 

 

まずはセラピスト10か条。

1.リハビリテーションマインドをもって専門職の使命を果たそう
2.心身機能の改善を図ろう
3.生活場面でのADL向上を促進しよう
4.ADLの獲得に向けて適切な装具・車椅子・福祉用具を導入しよう
5.患者の行動と疾病の危険徴候を見逃さず、事故や感染を予防しよう
6.カンファレンスは、定期的に多職種で開催し、今後の方向性を多職種で検討・一致させよう
7.記録や情報伝達は多職種が理解できる内容、言葉で表現しよう
8.病棟や在宅で介護を担う家族や介護者とともに、ケア方法を検討しよう
9・退院に向けての環境調整は、過不足なく行い、地域スタッフに繋いでいこう
10.患者に寄り添い、その人らしい社会参加を支援しよう

 

回復期におけるセラピストはクライエントの社会参加のためにADL向上に焦点を当てた介入を安全に多職種、地域連携に基づいて提供することが求められています。

 

 

次にOT5か条です。

1. ADL・IADLの実施状況を評価・介入し、生活機能向上につなげよう
2. 生活行為に活かせる身体機能/操作機能の改善・獲得に取り組もう
3. 認知・行為、心理的側面を包括的に捉え、その人らしい生活の実現を援助しよう
4. 自助具や福祉用具を駆使し、対象者を取り巻く環境を調整することで生活機能を充実させよう
5. 地域生活の拡大・充実(再建)に向けて個別性のある支援を行おう

 

回復期における作業療法士はクライエントの実際的な生活行為の改善、獲得をクライエントの文脈に基づいて包括的、個別的な視点で支援することが求められています。

 

 

今回は回復期で作業療法プロセスと実践するあたってのコツを導入編としてお伝えしました。

 

まずは期待されている役割を知ることがコツでした。

 

次回、回復期における作業療法プロセス実践のコツ②では入院時の対応におけるポイントについてまとめていきます。