blueskycarp’s blog

作業療法士による人々の健康と幸福を促進する為のブログですm(_ _)m

作業療法士が提案するウィズコロナ時代を健やかに過ごすコツ

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未だに収束と出口が見えないコロナウィルス

 

当面はコロナウィルスと共存しながらの生活が続きそうです。

 

感染の拡大防止と経済活動の両立はなかなか難しい課題ですが、特に感染拡大防止のための自粛生活、行動制限により、以前より生活の行動範囲が狭くなった、生活が不活発になったという方も多いかもしれません。

 

そしてそのことが虚無感・イライラ・不安などの心の不調や頭痛・肩こり・腰痛・疲労感の増強などの体の不調に繋がっている方もおられるでしょう。

 

 

作業療法士は、病気や怪我、そして加齢によって行動範囲や生活が不活発になった方を対象に健康と幸福の促進を支援する医療保健福祉領域の専門職です。

 

今回は作業療法士の視点で生活が不活発になったことで生じる心身の不調に対処するコツについて提案します。

 

 

提案①体を動かす機会を意識的に習慣化する

作業療法士は解剖学、運動学、生理学、心理学などの医学に基づいて心身の機能と構造を理解しています。

 

したがって体の痛みや不調について医学の視点から捉え、対応を提案します。

 

 体の痛みや疲労感といった不調は移動機会や範囲の減少そして自宅内で寝たまま、座ったままという体を動かす機会が減ったことによる血液循環の停滞が一因と考えられます。

 

ヒトの体は血液の循環不全による組織の酸素不足で痛みを感じるようにできています。したがって体を意識的にこまめに動かすことで血液循環を改善する必要があります。

 

そして体を動かす機会は「何をするか」よりも「いかに続けるか、習慣化するか」がさらに大事となってきます。

 

習慣化するためには普段の生活を大きく変えず小さく始めることが心理学に基づいたコツです。

 

例えば

 

テレビを座って観る機会が多い場合は、CMになったら足踏み運動をする、スクワットをする、つま先と踵の上げ下ろしを交互にする

 

といった「ながら運動」を取り入れてみてはどうでしょう^_^

 

 

提案②普段の生活行為の持つ意味を知り、丁寧に実践する

作業療法士はヒトの心身の機能や健康が、普段の生活行為の在りようから影響を受けていることを学問的に学んでいます。

 

生活行為は、

「食事・着替え・入浴といった身の回りの活動(セルフケア)」 「家事などの生活を維持するための活動」「仕事や勉強などの生産的活動」「趣味や楽しみなどの余暇的活動」、「ボランティアや自治会活動といった地域活動」から成り立つものです。

 

これらはすべて体を動かす機会つまり運動になります。

 

特に室内の片付け、掃除は運動負荷が比較的強い活動です。その運動負荷(METsという指標)はストレッチやヨガ、軽い筋トレと同レベルであるとされています。

 

特別な運動をしなくても普段の生活行為のもつ意味を知り(今回は運動負荷)、丁寧に実践することが、心身の不調を改善することに役立ちます。

 

今の時期を機会に普段できないところの掃除や、片付け、断捨離を実践してみてはどうでしょう^_^

 

 

提案③新しいことに挑戦する

作業療法士は「今、現在」に注意を向けて何かの活動、作業に従事、没頭することで不安やイライラを軽減でき、そのことが未来に向かって生きる意欲につながることを知っています。

 

 新しいことへの挑戦は、意識的に「今」に注意を向け、不確実な未来への不安から一時的にこころを解放してくれます。

 

提案②と関連づけての提案としては「新しい、作ったことのない料理に挑戦する」という活動を実践してみるのはどうでしょうか?

 

完成した料理を味うことでの喜び、家族が喜んでくれることでの喜びを得られるという意味でもオススメです^_^

 

 

提案④夢中になれる活動を実践する

これは提案③と同様、夢中になれる・没頭できる活動は「今、現在」に注意を向けることで不確実な未来に基づく不安からこころの解放を促してくれます。

 

もともと趣味や楽しみで取り組んでいた活動つまり余暇の中に、そういった要素があればベストです。

 

これといった趣味や楽しみが…という方は、提案②に戻って今の時代を機会に新しいことに挑戦してみましょう^_^

 

 

 

提案⑤他者や親しい人とのつながりを強化する

作業療法士はヒトは社会的動物であり、他者に承認される、他者に貢献することで自己肯定感や自己効力感を育み、そのことが心身の健康に重要であるを知っています。

 

これまでの提案での取り組みが個人レベルで終始するのではなく、「人と繋がっている」、「人に認められている」、「人に貢献できている」ということを実感できるための取り組みが重要となります。

 

他者であればSNSで取り組みを発信することで「いいね」といった承認が得られることが期待できます。

 

そして同じ取り組みをする仲間との交流も期待できます。

 

その中で話題提供や自身の経験に基づく助言によって他者貢献にもつながります。

 

 

また親しい人には感謝の手紙やプレゼントを送ることもつながりを強化することにつながります。

 

提案②の掃除は家の中がきれいになることで、提案③は美味しい食事で家族とのつながりを強化することになります。

 

自分以外の人とつながることは、自粛や活動制限による孤立、孤独からくる心身の不調の軽減に役立ちます。

 

 

以上作業療法士の視点でコロナ時代に健やかに過ごすためのコツを提案してみました。

 

皆さんの人生の一助になれば幸いです^_^