こんにちは 作業療法士のblueskycarpです^_^
作業療法士は人々の健康と幸福を促進するリハビリ専門職です。
今回の科学的に実証されている幸福度を高めるワークは
「感謝を伝える・表す」 です。
ポジティブ心理学者のリュボミアスキーは「感謝」とは「物事を大切に味わい、それを当たり前だとは思わず、現在に価値をおくものであり、ネガティブ感情の解毒剤である」としています。
またポジティブ心理学の提唱者のセリグマンは「感謝の訪問」という研究を通じて感謝を表すことで幸福度が高まることを実証しました。
この研究は参加者に感謝の手紙を書いてもらい感謝を伝える本人に直接届けるというものです。
手紙を書いて渡した参加者は抑うつ気分が軽減し、幸福度の向上が1ヶ月持続したとのことです。
感謝を伝える・表すという行為によって、直接的にポジティブ感情を経験できます。
感謝を伝えた相手の役に立ったという経験は自尊心を高め、他者とのつながりを強化することができます。
さらに感謝には快楽順応を防ぐ効果もあるとされ、普段の生活で当たり前に感じていることを感謝するが幸福度の維持につながるとされています。
感謝を伝える・表すにはただ単に「ありがとうございます」よりも表現がより具体的である方が効果的であるようです。
まず感謝の対象を明確にします。対象はヒトだけでなくモノやコトでも構いません。
次に理由を明確にします。「〜してくれて」「〜だから」。
さらにその時の自身の気持ちや感情もそえます。「大変助かりました」「すごくうれしかったです」など。
ヒトはネガティブバイアスによって本能的にネガティブな感情や出来事に気持ちが惹きつけられがちです。
惹きつけられ、反芻することで心身のエネルギーを消耗してしまします。
それを防ぐ短な方法として「感謝を伝える・表す」ワークを実践してみてはいかがでしょうか?
SNSの活用は手軽で習慣化しやすいでのおススメです^_^
参考文献