こんにちは 作業療法士のblueskycarpです^_^
作業療法士は人々の健康と幸福を促進するリハビリ専門職です。
今回も科学的に実証されている人生の満足度、幸福度を高めるワーク、活動を紹介していきます。
今回のワーク、活動はこちら
「座りすぎない生活を実践する」
健康を維持し、幸福度を高めるためには、1日中ずっと活動的であることが重要であるとされています。
我々の体は人類の歴史で一番長い石器時代、狩猟採取生活をしていた時代に適した形で進化し、そのままで進化適応が止まっているとされています。
基本的にひとは日中は野山で野生動物を追いかける、木の実や植物を採取するといった身体活動を通じて、心身の機能が最大化されるように進化しているとされています。
ずばり座りすぎは喫煙よりも体に悪い。
ある調査研究によると現代人は平均1日9.3時間も座っているとのことです。
現代人は慢性的な身体不活動な状態です。
そして健康維持のために欠かせない食事に気をつける生活、30分程度の運動を習慣化させる生活を実践したとしても、毎日9時間以上座る生活をしている場合はその悪影響を相殺できないとされています。
週に7時間以上運動する人のうち、1日の大半を座って過ごす「座位グループ」とそうでない「活動グループ」を比較した研究では座位グルプの死亡リスクは活動グループに比べて50%以上高くなるとの研究報告もあります。
座りすぎは慢性的な痛み(肩こり、腰痛)、肥満、心臓病といった健康リスクの増大させ、創造性や生産性の低下を招くといった仕事の側面でも負の影響を及ぼします。
1日の大半を職場で過ごす現代人は座り過ぎを防ぐには意識的な行動とともに職場の環境や仕組みを整えることが重要になってきます。
・スタンディングデスクを導入し、立ってデスクワークする時間を設定する(予算がなければ机に適当な箱を置きその上でデスクワーク)
・ミーティング、会議は立って行う
・他部署との連絡は電話やメールだけでなく歩いて移動し直接伝える
・休憩時間は職場内を歩く
・20分に一度は2分程度ストレッチや体操、ウォーキングを実践する
そして自宅でもできることを実践します。
特に自宅ではテレビやネット動画を座って視聴する時間が多いかもしれません。
CMになったら、その間は立ち上がって過ごすといった意識的な行動を習慣化していきましょう^_^
ただ個人の努力、意識だけ新しい行動を習慣化させることは難しいのも現実です。
習慣化のコツの一つは、「誰かと一緒に取り組む」です。
職場の人、そして家族と一緒に取り組むことは周りの人の幸福度を高めることにもつながり、さらに自身の幸福度を高めていくことに発展していきます。
ぜひ座り過ぎの生活から脱脚し幸福度を高めていきましょう^_^
参考文献