作業療法士に必須の知識と技術とは何でしょうか?
ズバリ「より良い経験、行動を習慣化させる知識、技術」であると考えています。
京極先生の上記の動画では作業療法の人間理解の視点としてdoingーbeingーbecomingーbelongingの4つの概念とその相互作用について提案、説明されています。
いずれの概念も、それらが繰り返され習慣化していくことが必要あるため、作業療法士は「習慣化させる知識と技術が必須である」と考えるわけです。
作業療法の領域で習慣化といえば人間作業モデル(MOHO)です。
MOHOは人が作業を遂行するための要素について、意志、習慣化、遂行能力、環境の4つの視点からの理解を深めることができます。

- 作者: Renée R. Taylor,山田孝,石井良和,村田和香,竹原敦,長谷龍太郎,笹田哲,小林隆司,永井貴士,鈴木憲雄,中村 Thomas 裕美,野藤弘幸,鎌田樹寛,谷村厚子,井口知也,本家寿洋,川又寛徳,京極真,有川真弓,小林法一,篠原和也
- 出版社/メーカー: 協同医書出版社
- 発売日: 2019/05/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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僕は以下の書籍などからも習慣化を促進する知識、技術について勉強しています。いずれも一般書ですがお手軽に習慣化の知見やノウハウを得ることができます。

良い習慣、悪い習慣: 世界No.1の心理学ブロガーが明かすあなたの行動を変えるための方法
- 作者: ジェレミー・ディーン,三木俊哉
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2014/09/05
- メディア: 単行本
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上記書籍は心理学、社会学の実証研究やメタ分析に基づく習慣化の知見が紹介されています。著者の経験や意見ではなく文献、研究の情報に基づく内容となっています。
上記書籍は習慣化コンサルタントである古川武士によるものです。習慣化を行動、思考、感情、環境の4つの側面からアプローチを提案されています。習慣化の技術の引き出しを増やす上では有益な書籍と考えています。

UCLA医学部教授が教える科学的に証明された究極の「なし遂げる力」
- 作者: ショーンヤング,Sean Young,児島修
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2019/03/29
- メディア: 単行本
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参考文献がないのが残念ですが、なし遂げる力すなわち習慣化のためのエッセンスがわかりやすく語られています。
習慣化に関連する過去記事もよろしければ参照ください。