blueskycarp’s blog

作業療法士による人々の健康と幸福を促進する為のブログですm(_ _)m

寝返り介助のコツ

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「体位変換のための寝返りの介助がうまくいかない」

「寝返りを介助しようとすると強く抵抗されてうまく介助できない」

「寝返りの介助がうまくいかず体を痛めてしまった」

 

今回は病院や施設、在宅の介助や介護の場面で寝返りの介助がうまくいかず苦労されている方を対象に、作業療法士としての経験と知識に基づいて記事を書いています。

 

寝返り介助のコツ①

 

寝返りをするためのスペースを充分に確保する。

 

一般的な病院、介護用ベッドだとベッド中央に寝た状態で寝返りを誘導すると、寝返る側の空間が非常に狭くなります。

 

狭くなることで動きが窮屈になり誘導を難しくします。寝返る側の空間をあらかじめ広めにとっておく介助(ベッド上での水平移動介助)を丁寧にすることで介助を楽にすることが可能です。

 

 

寝返り介助のコツ②

 

 へそを見てもらうように声かけ、誘導(頭部を持ち上げる介助、頭のギャッジアップ)する。

 

へそを見てもらうことで腹筋が働きます。腹筋が働くことで手足が体の中心と繋がりやすくなり寝返りを誘導しやすくなります。

 

 また寝返りに強い抵抗される方の中には頭部をベッド、枕に強く押し付けて視線が上方に向くことで、胴体と頭部の動きが逆方向になっている傾向があります。

 

抵抗を少なくするためにへそに視線をむけてもらい、頭と胴体の動きを一致させることが必要です。

 

 

寝返り介助のコツ③

 

寝返る側(下になる側)の手で対側の腕、肩を持ってもらいながら寝返りを介助する。

 

特に片麻痺の方で寝返りに抵抗を示される方は、麻痺していない手足でベッドを無意識に押している場合があります。それが寝返りの際の強い抵抗となって介助を難しくしています。

 

無意識に押している手で対側の方に腕や肩を持ってもらう、触ってもらうこと促すとベッドを押すこと難しくなるので、抵抗が少なくなり介助がたやすくなります。

 

加えて足で押し返している、抵抗している場合があるので、膝を立てる、足を少し持ち上げるいった押せない状況を作ることも抵抗を少なくして寝返りの介助をしやすくなります。

 

 

以上3つのコツを提案してみました。看護、介護場面ではオムツ交換、シーツ交換、ベッド上での清拭、褥瘡の処置、徐圧のための体位変換など寝返りを介助する場面は非常に多いのではないでしょうか?

 

介助する方、介助される方がお互い身体に負担少なくできるよう、上記のコツを参照していただければ幸いです。