「リハビリでの希望は何ですか?」「希望は何かありますか?」 臨床でよく耳にするやりとりです。
希望とは何か?最近「希望学」という学問領域があることを以下の書籍で知りました。2005年に東京大学で希望のもてる社会とはどんな社会かを明らかにする学問として始まったとのことです。
希望学では、希望を「大切な何かを行動によって実現しようとする気持ち」と定義しています。希望は「大切な何か」「行動」「実現」「気持ち」の4つの要素からなりたち、それらを充足することで得られる感覚(「希望がある」「希望がもてる」)であるとのことです。
リハビリテーションはまさに「大切な何かを行動によって実現しようとするプロセス」そして「その気持ちをサポート、もしくは育むプロセスである」と考えることができると思います。その中で作業療法は、「大切な何か」を対象者の生活を診ることで「作業」として抽出し、他職種と連携して可能にしていくという大事な役割を果たす介入方法であると考えます。
勉強する領域がまた増えてしまいました^_^
「希望学」についてこれから勉強していこうかと考えています^_^

- 作者: 東大社研,玄田有史,宇野重規
- 出版社/メーカー: 東京大学出版会
- 発売日: 2009/04/04
- メディア: 単行本
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