blueskycarp’s blog

作業療法士による人々の健康と幸福を促進する為のブログですm(_ _)m

手すりを離せない事例への対応

  脳損傷が広範囲に及ぶ患者さんの中には起居、移乗、トイレ動作の介助や動作訓練の際に、手すりを離すことが難しい方がいらっしゃいます。「手を離してください」といってもなかなか通じず、介助や練習、次への動作の誘導が難しくなる場合があります。

 

  手を離せない背景には、強制把握といった脳損傷に起因した理由や姿勢バランスを保つことができず藁をも掴む状態で手すりにしがみついている、そして離した手をどうしたらいいのかわからない、つまり離した手をその後どうすべきかという運動プログラムが立たない場合などが考えられます。

 

  後者の場合「手をお膝の上にのせてください」「僕と握手しましょう」という声かけで比較的簡単に手すりから手を離してもらえることが多いです。

 

  こういった対応を病棟スタッフやご家族の方に伝えると、生活場面での動作の介助や誘導が円滑になり、お互いが楽に動くことが可能になります。手を離せない事例に遭遇したら試してみてください^_^