blueskycarp’s blog

作業療法士による人々の健康と幸福を促進する為のブログですm(_ _)m

訓練拒否への対応①

  訓練拒否という事態は、療法士であればだれもが経験し、事態が継続すれば頭を悩ませる問題です。誰もが経験する問題ですが、その対応については十分に卒前、卒後ともに教育がなされていないのではないかというのが僕の見解です。そのため昨年末に職場(リハ科)で訓練拒否についてのワークショップ研修を企画実施しました。日々の臨床でも拒否があることは共有されていても、個人レベルの対応に依存しがちです。チームとしてフォローするため、そして各人の経験や考え方、動機付けの引き出しを職場として共有するため研修を企画実施しました。

 

今回はシリーズ企画でそこでの内容をまとめていきます^_^

 

   まずは訓練拒否の対応について、文献検索を行った内容を報告。メディカルオンライン、医中誌で「リハビリ拒否」、「訓練拒否」で文献検索を行ってみると、ヒットする文献は確認できる範囲で症例報告、ケーススタディ形式のものがほとんどでした。

 

  症例報告、ケーススタディの要旨、経験則にもとづく一般論として以下のことが対応として述べられています。

・拒否の理由(身体的要因、心理社会的要因)を明らかにして、理由に対応したアプローチを行う

・まずは対象者が受け入れやすい刺激、関わり、活動、環境から始める

 

  一方で訓練拒否のある対象者に対して療法士の対応を体系的に調査した文献、まとめた書籍は探した範囲では確認できませんでした。臨床ではよくある事例、困りごとであるにも関わらず訓練拒否に対しての療法士の対応についての体系的な研究は不足しているのかもしれません。

 

  そこで他領域の知見を、訓練拒否の理解と対応に応用、利用できるのではないかと考え、経済行動学の知見とその利用について説明しました。

 

 次回訓練拒否への対応②では、行動経済学に基づく訓練拒否の理解とその対応について、まとめていきます^_^