blueskycarp’s blog

作業療法士による人々の健康と幸福を促進する為のブログですm(_ _)m

「あっち」「こっち」

  臨床で患者さんに動く方向を提示する際によく使う言葉「あっち」「こっち」。

 

  僕も便利な為、よく使ってしまいます。もちろん手で方向を視覚的に指し示したり、身体を触れて情報を補足するのですが、特に認知機能が低下している方には、なるべく使わないように意識しています。

 

  というのも、この言葉は発している当人を座標軸にした言葉であって、患者さんを座標軸にしたものではないため、うまく伝わらず混乱してしまうことがあるからです。

 

  具体的に、「右にある・見える…」、「左にある・見える…」、「正面にある・見える…」いったお互いに了解可能な視点から方向づけができる言葉を使って動作を誘導するようにしてます。身体部位についても「こっちの手を…」ではなく、「右手を…」「左手を…」というようにしています。

 

  さらに「もう少し…」という言葉についても。「もう少し前へ…、後ろへ…」の「もう少し」のお互いの認識が一緒とは限りません。あと1cm、あと5cm、10cmといった客観的な表現で微妙に動く範囲を伝えるようにしてます。

 

 

 今回は 40を超えたおっさんOTのこだわりでしたm(_ _)m