blueskycarp’s blog

作業療法士による人々の健康と幸福を促進する為のブログですm(_ _)m

回復を促進する言葉の使い方

  患者さんの回復を促進するため、セラピーの中ではネガティブな表現、固定的な表現をなるべくしないように心がけています。個人的な感じ方もあると思いますが、いくつか例をあげてみます。

 

   ROM運動をする際に「麻痺している手を一緒に動かしましょう」という声かけをするとします。この「麻痺している手、腕を…」という表現は個人的には常態化、固定的で変化しない感じがします。そこで僕は「麻痺があるほうの手、腕…」という表現で患者さんに関わっています。「ある・なし」といった麻痺を対象化、外部化して、付け外しが可能、つまり変化可能なニュアンスを含めることで、ポジティブな変化を期待するように使っています。

 

「いい方の手、悪い方の手  」という表現。これも個人的に常態化、固定的で変化しないニュアンスがあります。みなさんはどうでしょうか? 僕は上記表現は使わないようにしています。僕は「これから良くなる手、回復する手」という表現で関わります。

 

「動かないほうの手、腕…」という表現。これも同様です。僕は「 動かすのが難しいほうの手、腕…」という表現を使います。

 

検査や測定で結果を伝える時の「〜が弱いです。〜が低下しています。」という表現。ネガティブな表現です。「伸び代、改善していくところ」といったポジティブな表現に変えて対応しています。

 

もうひとつ。「訓練室」という言葉。僕は最近「トレーニングルーム」と言うことにしています。こちらの方が能動的な、活動的な感じが個人的にするからです。みなさんはどうでしょうか?

 

  セラピストの使う言葉のニュアンスひとつで、患者さんの自身の身体や動きに可能性を感じたり、動機付けられたりすることがあると思います。患者さん自身の回復をイメージ、想起できる声かけ、言葉を選んでいきたいものです^_^