blueskycarp’s blog

作業療法士による人々の健康と幸福を促進する為のブログですm(_ _)m

若いセラピストの為の学びの指南書②

若いセラピストの為の学びの指南書②では人材育成の研究者である中原先生による大人の学びの3原理原則から1:背伸びの原理に基づいて、セラピストの成長を促す学びのあり方についてまとめてみようと思います。

 

1:背伸びの原理:意識的に今の能力ではできないことにチャレンジする

 

新人として就職したばかりは、患者さんの診療技術能力はもちろんですが、社会人としての立ち振る舞いや様々な業務管理能力を身につけていかなければならないので、新人さんはすでの背伸びの原理のもと、セラピスト、社会人として成長していきます。しかし2、3年もすれば多くの方は、診療業務、業務管理など日々の業務をそつなくこなすことができるようになります。もちろん患者さんの困りごと全てを解決できるわけではありませんが、日常的に困ることは減り、一般的な業務としてできないことは少なくなります。場合によっては診療自体もルーティン化してしまい、まずはマットに寝てもらってROM運動→筋トレ→基本動作練習→ADL練習といった個別性のかけるプログラムを繰り返す毎日になっているセラピストもいるかもしれません。そうなると残念ながらセラピストとしての成長は止まってしまいます。そして患者さんの困りごとを解決し社会復帰に貢献できる技術、能力の拡大も難しくなるでしょう。さらには仕事自体へのモチベーションも低下しているかもしれません。

 

 そういった状況にある方がまず必要なのはコンフォートゾーン(快適空間)から抜け出す経験、ストレッチゾーンを自ら求めていくことです。ではストレッチゾーンの要素はというと、①楽しみ(興味、関心、好奇心)を感じることへのチャレンジ②感謝されること(誰かの役に立つ)へのチャレンジと中原先生は提案しています。

 

僕のケースでいうと、3年目に友達とボバースアプローチの研修に参加したことがストレッチゾーンへのきっかけだったと思います。もともとボバースアプローチに興味を持っていたこともありましたが、参加してみて当時の自身の技術では対応できない世界を知ったことが大きかったと思います。もちろんそこでの経験や知見は、臨床のなかで患者さんに還元し少しではありますが、患者さんの問題解決に役立ち喜んでもらったことも大きいと思います。

 

ストレッチゾーンがどういう世界かは、それぞれの置かれている環境や各人の興味、関心で変わってくると思います。今現在、成長を感じれていないセラピストのみなさんは、少し背伸びをして、自身の世界から行動を広げていくことが大事になってきます。

 

僕は43歳のおっさん作業療法士ですが、このブログの取り組みも世界を広げ、自身の成長を促すストレッチゾーンとしての作業であると思っています。

 

次回は学びの指南書③として、振り返りの原理に基づく、セラピストの学びと成長のあり方についてまとめていきたいと考えています。