blueskycarp’s blog

作業療法士による人々の健康と幸福を促進する為のブログですm(_ _)m

ワイピングexのコツ③〜机の高さは〜

ワイピングex③では机の高さについてまとめてみます。 机の高さはどう設定すべきか? 机上でワイピングする際、机の高さは何を基準に設定しているでしょうか? 机が高すぎると肩甲帯の代償が、低すぎると体幹の代償がでる傾向にあり、機能的なリーチ動作の学…

ワイピングexのコツ②〜姿勢を整える〜

ワイピングexを導入、開始する前に上肢運動の土台となる姿勢とその安定を準備する必要があります。 姿勢の安定を保障することは、上肢を動かす筋の起始部を安定させることになります。 筋肉自体はその両端が中心に向かって縮むことしかやっていないので、起…

介護予防において療法士に必須の知識と技術とは?【結論 習慣化と動機付けの知識と支援技術】

今日は「介護予防事業に携わる専門職のための基礎研修会」を受講してきました^_^ 介護予防事業の効果的、効率的な展開のためには地域リハの視点で多職種連携に基づいて「口腔」「栄養」「運動」「社会参加」への一体的な取り組みが柱となるとされています。 …

ワイピングexのコツ①〜その適応と目的〜

身体障害領域の作業療法では上肢の機能改善を目的に、机上や壁面でのワイピングex(サンディング)を導入することが多いのではないでしょうか? 特に随意運動は可能であるが上肢を十分に滞空できないケースの場合は、空間でのリーチ対象操作の前段階として、…

他職種連携のコツ【結論 返報性の原理に基づいて他職種の困りごとをサポートすべし】

療法士は「できるADL」を改善して、その能力を「しているADL」につなげるという役割があります。 その為には入院生活を直接支援している看護介護スタッフの方との連携が特に欠かせません。 しかし連携がうまくいかないこともあります。 職種それぞれの価値観…

作業療法士の為のPNFアプローチ③【上肢機能改善のために外旋筋群を促通せよ】

2019/7/21〜23、米子にて本邦初開催であった「作業療法のためのPNFアプローチ」の内容についてのまとめ第3弾です。 講師はドイツの理学療法士でIPNFAシニアインストラクターとボバースアドバンスインストラクターであるベネディクトブーマー先生。 内容は主…

管理職はつらいよ

こんにちは、blueskycarpです。 22年目の作業療法士、今はプレイングマネジャーです。 臨床と管理の仕事を半々で行なっている日々です。 本日のテーマは管理職はつらいよ なぜつらいのか? 患者さんの回復、社会参加を支援するための知識や技術を長く磨いて…

作業療法士になってよかったと感じること

こんにちは 作業療法士のblueskycarpです 今回は今年(2019年)で22年間作業療法士を生業としてきた僕が、この職業に就いてよかったと思うことを3つまとめてみます。 これから作業療法士になろうと考えている方、作業療法士になりたての方の参考にいなればと…

PNFを学ぶ為のweb情報

「PNFってどうやって学ぶの?」 「PNFを学びたいけど、いろんな講習会や団体があってどれを受講していいのかわからない」 「とりあえずネット環境からPNFに関する良質な情報を得たい」 僕は回復期で働く作業療法士ですが、PNFを学んでいます。 昨年国際PNF協…

作業療法士の為のPNFアプローチ②【CKCで肩甲骨の安定化をトレーニングせよ】

2019/7/21〜23、米子にて本邦初開催であった「作業療法のためのPNFアプローチ」の内容についてまとめています。 講師はドイツの理学療法士でIPNFAシニアインストラクターとボバースアドバンスインストラクターであるベネディクトブーマー先生。 内容は手、上…

作業療法士の為のPNFアプローチ①【上肢手の機能回復の為にはまず姿勢制御をトレーニングせよ】

2019/7/21〜23、米子にて本邦初開催であった「作業療法のためのPNFアプローチ」を受講してきました。 講師はドイツの理学療法士でIPNFAシニアインストラクターとボバースアドバンスインストラクターであるベネディクトブーマー先生でした。 ベネディクト先生…

作業療法士に必須の知識と技術は何か?【結論 対象者の習慣化を支援する知識と技術】

作業療法士に必須の知識と技術とは何でしょうか? ズバリ「より良い経験、行動を習慣化させる知識、技術」であると考えています。 作業療法における人間理解の基礎 京極先生の上記の動画では作業療法の人間理解の視点としてdoingーbeingーbecomingーbelongin…

身体介助を上達させるコツ【結論〜効率を求めない〜】

「身体介助がうまくできず腰を痛めてしまった」 「身体介助に自信がもてない」 「患者さんの残存能力を活かした身体介助ができない」 回復期で働く作業療法士として看護、介護スタッフ、そして患者さんの家族に生活動作の介助方法を助言させていただく機会が…

作業療法士のための痛み学⑧〜慢性疼痛ガイドラインに基づく作業療法〜

2018年4月に発刊された慢性疼痛ガイドラインのリハについてその要点と、作業療法との接点についてまとめます。 ①慢性疼痛に対するリハの第一選択は運動療法である 一般的な運動(有酸素運動、筋トレ、ストレッチ)、またモーターコントロールエクササイズ(…

作業療法士のための痛み学⑦〜筋肉の痛みについて〜

一般的に身体の痛みとして訴えられる肩こりや腰痛があります。 肩こりや腰痛は心身にかかるストレスの持続により、筋緊張が亢進することで生じると考えることができます。 では筋緊張の亢進がなぜ痛みに繋がるのでしょうか? 筋緊張の亢進は筋肉の内圧を上昇…

作業療法士のための痛み学⑥〜下降性疼痛抑制について〜

ひとの身体には痛みを抑制させる仕組みが備わっています。 中枢(大脳、脳幹)の活性化によって、脊髄後角での痛みのシナプス伝達を抑える仕組みです。 これを下降性疼痛抑制といいます。 中枢の活性化は、考える、見る、聞く、話す、読む、触れる、身体を動…

作業療法士のための痛み学⑤〜神経障害性疼痛について〜

神経障害性疼痛は、傷ついた末梢神経の、痛み刺激によらない、普通でない痛みです。 侵害刺激がなくても、何もしなくても痛みを感じます。 末梢神経が外傷で切れる、傷つく、ウイルス感染(帯状疱疹)、代謝異常、血流障害などで発生します。 痛みを伝えるAδ…

作業療法士のための痛み学④〜末梢性感作と中枢性感作について〜

今回は痛みを持続、慢性化させる要因となる末梢性、中枢性感作についてその理解と対応についてまとめます。 「感作」とは「敏感な状態」を意味します。 そして痛みのセンサーである自由神経終末の閾値が低下している状態を「末梢性感作」といいます。 怪我の…

作業療法士のための痛み学③〜虚血と不活動による痛みについて〜

「作業療法士として患者さんの訴える痛みにどう対応していいのか分からない」 「作業療法士として痛みを訴える患者さんの生活をより良くしたい」 「作業療法士として痛みを理解、対応するためにどう勉強したらいいのか分からない」 作業療法士のための痛み学…

作業療法士のための痛み学②〜侵害受容性疼痛について〜

「作業療法士として患者さんの訴える痛みにどう対応していいのか分からない」 「作業療法士として痛みを訴える患者さんの生活をより良くしたい」 「作業療法士として痛みを理解、対応するためにどう勉強したらいいのか分からない」 臨床では痛みを訴える患者…

作業療法士のための痛み学①

「作業療法士として患者さんの訴える痛みにどう対応していいのか分からない」 「作業療法士として痛みを訴える患者さんの生活をより良くしたい」 「作業療法士として痛みを理解、対応するためにどう勉強したらいいのか分からない」 臨床では痛みを訴える患者…

ボバースアプローチを学び続ける理由

「ボバースアプローチって効果あるの?」 「ボバースアプローチって役に立つの?」 「何でボバースアプローチを学んでいるの?」 僕は作業療法士としてボバースアプローチを学び続けています。 基礎コース受講したのは2005年ですから、本格的に学んで14年に…

創造的思考を高めるコツ【結論 習慣的思考パターンから脱却する】

「新しいアイディアが浮かばない」 「いつも同じような考え方になってしまう」 「効果的な問題解決策が発想できない」 「業界のイノベーションに貢献したい」 不確実な時代には既存の価値観にとらわれない創造的思考によって、新しい価値観や問題解決を提示…

ROMexのコツ③

「ROM exがうまくできない」 「ROM exをしても可動域が広がらない」 「筋緊張が亢進していてうまく可動域を拡大できない」 「もっと効果的なROMexを提供したい」 今回はROM exをより効果的に実践したいセラピストを対象に記事を書いています。 ROM exのコツ…

習慣化のコツ【結論 状況と習慣化したい行動をセットにする】

「健康のために運動を習慣化したいけど続かない」 「ブログで収益化したいけど忙しくて記事を更新できない」 「自己研鑽のため読書を習慣化したいけど、なかなかできない」 今回は自分自身の成長や健康、幸福を願って習慣化したいことがあるけれど、なかなか…

寝返り介助のコツ

「体位変換のための寝返りの介助がうまくいかない」 「寝返りを介助しようとすると強く抵抗されてうまく介助できない」 「寝返りの介助がうまくいかず体を痛めてしまった」 今回は病院や施設、在宅の介助や介護の場面で寝返りの介助がうまくいかず苦労されて…

筋トレが続かない理由【結論 狩猟採集生活時代の名残です】

「筋トレを始めたが三日坊主で終わってしまう」 「筋トレを続けたいが忙しくてできない」 「筋トレを始めたけど続けれるか自信がない」 今回はそんな方に、筋トレが続かない理由とその対処法について記事にしています。 筋トレが続かない理由、それは ズバリ…

患者さんとのラポールを形成するコツ【結論 単純接触効果を利用する】

「患者さんを担当し始めたけど、どうもラポール形成がしっくりしない」 「患者さんに信頼してもらえている実感がない」 「もっと患者さんに信頼してもらえる人材になりたい」 今回は日々の臨床でラポール形成に悩む療法士向けの記事となっています^_^ 患者さ…

先延ばししないための仕事術【先延ばしは狩猟採集生活時代の名残】

気の乗らない業務、業務上のミスの上司への報告、資料作成、終業前の記録や業務処理などつい先延ばしにしたい誘惑にかられます。しかし先延ばしすることでかえって不安が増大します。そして長い目で見たときには仕事上、他者からの信頼を失う事態に至ること…

患者さんへのアドバイスのコツ

そろそろ退院する患者さんから退院後の生活 やリハビリの仕方について尋ねられることがあります。 特に機能障害(麻痺や疼痛)が残存して退院する患者さんには、退院後も機能回復、社会参加を促進できるアドバイスができるよう心がけています。 最近は以下の…